プロフィール

シナリオ

Author:シナリオ
大学は 文学部 美学美術史学専攻を卒業。
現在、デザインプロダクションに勤めて今年で2年目に突入。

脚本講座受講中。

■【好きな映画】
ストリングス、リトル・ダンサー、
落下の王国、茶の味、
ぺネロピ、ビッグフィッシュ、
女はみんな生きている、
傷だらけの男たち
Lovers、ラベンダー
さらばわが愛 覇王別姫
■【好きな俳優】
金城武 Takeshi Kaneshiro、James McAvoy、岡田准一、
堀北真希、小雪
■【好きな芸術家】
猪熊弦一郎、草間彌生、
エドワード・バーン・ジョーンズ、
ギュスターブ・モロー、
後期ラファエル前派の画家、
レオノール・フィ二、井上直久、ポール・デルヴォー
■【好きな作家】
寺山修二、小川洋子、
川上弘美、恩田陸、
金城一紀、野沢尚、
池田理代子
■【好きな諸々】
美術館、美術(後期ラファエル前派が特に)、
映画、読書、舞台、
人形/影絵劇、旅行、絵本、
水泳、フィギュアスケート、
港(と港街)、山、イルカ
■【こうありたいと思う姿、目標】
人を楽しませるものを創る。
かつ、それによって人にプラスの影響を与えるものを創る人になる。

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2008/12/02 (Tue) 17:28
不夜城

不夜城
日本・香港 1998年
【監督】リー・チーガイ 【脚本】野沢尚 リー・チーガイ
【出演】金城武、山本未来、椎名桔平、郎雄、曾志偉、谷原章介 他
【ストーリー】
新宿・歌舞伎町。子供の臓器売買以外なら何でもやるという日台ハーフの劉健一(金城武)。彼は上海マフィアボスから幹部を殺害した富春(椎名桔平)を探すよう命じられる。できない場合の命の期限は3日間。そこに富春の愛人だと名乗る女・夏美(山本未来)が現れ、健一は彼女と行動を共にするまま、危険な罠へと陥っていく…。
Fuya.jpg

知らなかった。「不夜城」って、こんなにもラブストーリーだったんですね。
 
ハードボイルド映画だと思っていたら、中心は劉健一(金城武)と夏美(/小蓮 : 山本未来)の二人の関係だった。甘甘では決してないけれど。
観る前の想像では、もっとドロドロして、おどろおどろしい男女の関係が描かれているのかと思っていたのだけど、意外にも夏美を信じようとする劉健一の思いがピュアに見えました。

この映画で主演を演じた当時の二人は24,5歳ほどの若さ。その年であれを演じるのはすごいなあ。山本未来さん演じる、夏美は妖艶だったり、少女のようだったり、虐げられてきた女性なのか、アンダーグラウンドをしたたかに生き抜いてきた女性なのか。
(山本未来さんは世界的デザイナー山本寛斎さんの娘さんですねー。椎名桔平とは今は夫婦です)

オープニングの歌舞伎町での、主人公の背中を追ったカメラの長回しが斬新。

サイトで見られるこの映画の感想では、劉健一(金城武)の日本語がおかしいのが少し残念という感想が多かったのだけど、新宿歌舞伎町で中国マフィアとして生きる日本と台湾ハーフである主人公が普通の日本人と同じような日本語を話すより、ああいう喋りのほうがむしろ、しっくりくると感じました。あの主人公を演じられる20〜30代の日本の俳優がいるだろうか?

原作の小説の、主人公が新宿の中国マフィアトップにのし上がっていく以前の話を描いた、この映画。

愛する女性を自らが生きるために殺さなければならなかった男が「彼女の部屋に入るんじゃなかった、彼女のトランクなんか開けるんじゃなかった。。」と後悔してますが、すっかり夏美のことを忘れた後の健一はマフィアのトップになってゆくのですねー。

劉健一が夏美を信じたいと思っていたのは確かだけど、夏美は、一体どういうつもりだったのでしょう?

マフィアでありながら、子供の臓器売買は絶対やらないポリシーを持ち、甥っ子を可愛がるなど、子供を大事にして、女性には乱暴なことはしないように努める主人公は、人を信用しない冷血漢となり、トップに上り詰める以前の姿だからなのでしょうか。

アンダーグラウンドを、どこにも属さず生きる男性像としては、そんな様子はソフトで優しい感じがしてしまうけれど。見かけもいいし。あ、ソフトな感じがするのは外見のせいか?。そういえば、昔の任侠映画って正義っぽい性格の主人公が多い気がする。
(でも、この映画の主人公は決して正義感溢れるキャラクターではないことだけ、お断りしておきまする。
ふと、どんなに嫌な性格の役でも、主役である場合、キャラクター設定は観る人に好かれる要素を含めるのが良いと言われることを思い出す)

原作がすごく良いという意見が多いので、馳星周さんの原作をAmazonで注文しました。原作「不夜城」はミステリーサスペンスノベルの傑作という呼び声高いそうな。

リー・チーガイとともに脚本を手掛けている野沢尚さん。自殺されてしまったのが残念です。
「眠りの森」とか彼の書くドラマや小説は、緻密に計算された構成で、殺人が起きなくてもミステリーとしてのドラマで視聴者を引っ張っていける真のドラマを書く方だと思っていたので、亡くなってしまったのが本当に残念。

金城武 The movies/Interviews 08.11.08

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コメント

魔性の女

こんばんは。
今夜も酔っぱらっている者ですv-272

不夜城はかなり前に見たので、細かい内容は
忘れてしまいましたので、私も原作が読みたい気分です。
今でも本屋に行くと文庫本を見かける事が多いくらいの人気小説ですから、
陳健一の活躍ぶりを再確認したいですね!(←それは料理の鉄人だろっ!)

この映画のヒロインって当初は葉月里緒菜の筈でしたが、
何故か降板してしまい、無名の山本未来になったんですよねぇ。
葉月里緒菜の本を読んだ事があるのですが、自分の事を
何でもかんでも正当化しているのが鼻につきました・・・。

話はそれますが、小林少年役の本郷奏多くんって
【テニスの王子様】に出ていた生意気な少年みたいですね!(^^)
神木竜之介くんとの区別が難しいのですが(苦笑)

魔性の女は総じて魅力的である

原作を読んで、ヒロインが何を考えていたのか探ろうかと。映画だとお金のために健一に近づいて騙しとおすつもりだったのか、何を本当に考えていたのか、余りわからなかったので。読むぞー。

葉月里緒菜さん、何故降板したんでしょうね?クランクイン後の降板だったらしいのですが(って最近ネットで仕入れた話ですが)。まだ、葉月里緒菜で撮る予定だったころのプロモーション用ポスターには二人で写ってたらしいですね。
魔性の女のイメージがあってビジュアル的に美しいかもしれないけれど、山本未来さんの方が多面的な表情ができて結局良かったのではないかと。何でもこういう話は結果オーライですv-39

本郷奏多くんはそうですね、テニスの王子様にも出てたみたいですね。(見てはいないのですが)あと【リターナー】の時も金城武の少年時代役だったそうですが、こちらは全く覚えていない。。。

たしかに、線が細くて大人しい、色白な感じの少年ってとこが、結構 神木竜之介くんとかぶる。舞台挨拶の時は最年少ということで、彼のコメント時の他の大人のキャストや監督の目線が温かかったような(?)感じがしました。

谷原章介

金城武の日本語については、いつも言われることだけど、私はそんなに気にならない。役にあっていたと思うし。彼のどことなくふわっと現実味のない雰囲気は、言葉のせいもあるのかもしれない、なんて思います。

あと、私も、マフィアにしては、ソフトな感じって思いました。それは、彼の甘いソフトな声のせいもあるかも。

シナリオさんの記事を見て、谷原章介さんも出てたのか!って気づきました。ずいぶん前に見たので、その頃は、谷原さんのことは全然知らなかった。今になって売れてきた俳優さんですよね。何の役だったんだろう?
早速見直してみなくては。

谷原章介

金城武の声、低くて良いですよね。低い声の役者はいいと思います!
…そういえば、ものすごい悪役の金城武って見たことないかも。。。

谷原章介さんは、主人公、劉健一の弟分的存在(実の弟か義理の弟)で出演してました。実年齢は金城武と同じ位なのかもしれないです。最近、所謂ハンサムな役でいろんなドラマ出てますよね。映画『ハンサムスーツ』では主演(?)です。彼も声がいいなあと思う役者さんの一人です。
NHKの中国語講座にも出演してますが、もしや『不夜城』出演がきっかけで中国語を始めたとか…?、個人的に推測してます。

原作

メモ代わりにコメントに書き込み。

原作『不夜城』(馳星周 著)を読んだ。面白かったので、日曜日に一日で読了。12年前の作品ながら、今でも書店では平積みで置かれているのね、この本。

映画よりも、ずっと、どろどろしていて匂ってきそうな世界。小説で読みなおすと歌舞伎町の中国マフィア各グループの抗争の様子や、どこにも属せない劉健一の生い立ちなどがよく理解できました。

最後のシーンは映画だとだいぶ綺麗に創ったんだなあと。小説だとあまりに痛々しい場面だなあと感じた次第でありました。それもまた良いのかもしれない。

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